遠隔操作式戦車ロボット

2015年度翠星祭文化部門(当校の文化祭)用に製作されたものです。
ロボット単体だけでなく、操作するPCのプログラムや通信システムも作らなければならず、比較的大きなプロジェクトとなりました。
このロボットの目標は
・2台の戦車ロボットがリモコンの遠隔操作によって別々に動作できる。
・PCでHPなどをリアルタイムで表示し、効果音などの演出を行う。

実際に動かしてみた画像がこちらです。(YouTubeです。URL含む転載はご遠慮ください。)


難しい内容も含みますが、以下では少し具体的に書いていきたいと思います。

<戦車本体>

戦車はタミヤのプレートやギヤボックスを用いて製作されています。戦車の本体自体を作る作業は、そこまで難しくなく、1日ほどで設計、組み立てまで進みました。
大変だったのは、戦車本体に乗せる基板の作成です。この基板は大きく分けて二つ、リモコンからの情報を処理する部分、モーターを動かす部分が必要です。
両方とも複雑なため、何か一つミスが起きたときにまず、どちらが間違っているのかの判断が難しく、 そこからのミスの修正も難しかったです。
ですが、多くの年月や、努力をした分完成した時の達成感や感動は、筆舌尽くしがたいものでありました。これはモノづくり、電子工学最大の醍醐味と言えるでしょう。





<PC・通信>

通信は、リモコン・戦車・パソコンの間の情報を伝える部分です。制御にはMicrochip社のPICというマイコンを使用しています。マイコンは、簡単にいえばロボットの脳といえます。このマイコンにプログラムを行うことで、LEDを光らせる、モータを動かすなど自由な動作が可能になります。
この、PICによる戦車の制御には、非常に苦しみました。延べ1年半を要し、完成に至りました。戦車本体と、戦車を動かすリモコン、戦車本体と戦車の砲撃情報を管理するパソコンへ、それぞれうまく情報が行き来するようにしなけれあなりません。 これを一つ一つ作っていき、さらには、それぞれを組み合わせていく。特にこの作業が困難を極めました。

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